多情多感な美青年の主観的ブログで 時折々に感じた事や丸秘情報、季節歳時記やみちのく地域のニュースを発信します。
 
2仙南農協


職員の過労死や残業代の不払いが発覚したみやぎ仙南農協(宮城県柴田町、浅野清組合長)で、職員らによる着服などの不祥事が相次ぎ、2005―07年の3年間で計11件に上ったことが18日、分かった。過労死などの問題と合わせ、同農協のずさんな内部管理体制が浮き彫りになった。役員らの管理責任を問う声も出ている。

 農協によると、3年間に発覚した不祥事は=表=の通り。支店の金融渉外担当職員(56)が02―05年、組合員の定期積立掛け金計350万円を、借金返済に充てていたことが07年11月に分かるなど、着服が10件を占める。05年1月には、営農経済の事務を担当する臨時職員(39)が、事務所の金庫から29万7000円を盗んだ。

 07年11月にはさらに、組合員の普通貯金口座が05年4月に勝手に解約され、約40万円が引き出されたことが判明。農協は警察に被害届を出したが、誰が引き出したのか、いまだに特定できていない状況だ。
 生産者部会の担当職員が、部会から預かっていた通帳と印鑑を使い現金を勝手に引き出したのが3件、金融渉外担当の職員が、戸別訪問して預かった定期積立掛け金を着服したケースが2件あるなど、再発防止が図られていない実態も浮かんでいる。

 農協は不祥事の度に、当事者を懲戒解雇したり、直属の上司らを降格、減給にするなど処分。役員も報酬を5―10%返上したりしたという。だが、着服した職員については「社会的制裁を受けている」などの理由で、いずれも刑事告訴・告発は見送っている。
 続発する不祥事に、同農協の理事の1人は「異常な状態。今後の農業をどう導いていくか考えなければならない大切な時期なのだが」と嘆く。ある農協関係者は「農協合併に伴う無理な合理化が内部にひずみを生み、職員が自信と誇りを失い、モラル低下を招いたのではないか。組合員の心も農協から離れてしまわないか心配だ」と言う。

 平間正市常務理事は「管理が行き届かず責任を感じている。今後は金額の多寡にかかわらず、着服した職員を告訴・告発し、再発防止に努めたい」と話している。

◎両親「悔しい」 農協の労務管理批判/29歳職員過労死

 「お母さんに(残業代で)小遣いをあげる、と言ってくれていたのに…」。みやぎ仙南農協(宮城県柴田町)の男性職員=当時(29)=が2006年6月、長時間の時間外労働で過労死した事件で、男性の両親=同県村田町=が18日、河北新報社の取材に応じた。両親は「あんなに残業して黙々と働いていたのに、上司も誰も一声掛けてくれなかったのが一番悔しい」と語り、農協の労務管理のずさんさを批判した。

 男性職員は高校卒業後に農協に入り、主に営農部門を担当した。06年4月から村田地区本部営農経済センター(村田町)で営農指導や農産物の集出荷を受け持ち、亡くなった同年6月の時間外労働は、147時間にも上った。
 父親(60)は「うちの息子は1年中忙しかった」と振り返る。村田町特産のソラマメの出荷が最盛期を迎える6月だけでなく、稲作で忙しい春や秋には泊まり込みで働くこともあり、「忙しくて仕事を辞めたい」と漏らしていたという。

 母親(57)は男性職員が亡くなる1カ月ほど前、「今月は(残業代で)稼げるから、お母さんには10万円ぐらい小遣いをあげるからね」と言われたという。「本当にうれしかった。でも、その前に息子は逝ってしまった」と声を詰まらせた。
 農協側は過労死と認定されてから、謝罪する態度を示したというが、両親は「子を亡くした親としては、きちんと責任を取ってもらいたい」と語気を強め、経営陣の退陣などを求めた。


◎「信頼傷つけた」組合長がおわび

 みやぎ仙南農協は18日、宮城県柴田町の本店で記者会見を開き、浅野清組合長が「法令違反を犯し、組合員や利用者の農協に対する信頼を傷つけたことをおわびします」と謝罪した。
 月40時間を上限に、残業代を一方的にカットしていた疑いがあるとの指摘に対し、平間正市常務理事が「40時間を超えた分は代休取得で調整することにしていたが、代休が取れず結果的に(残業カットが)あったと言わざるを得ない」と述べた。

 財務状況の悪化によるコスト削減策の一環で、2002年4月に残業そのものを減らす方針を打ち出したが、労務管理が行き届かない側面があったことも認めた。
 同農協によると、2006年分の残業代について、管理職を除く一般職員378人のうち、約7割に当たる270人に不払いがあった。「現在、精査をしている段階」とし総額五千数百万円に上る可能性があることを明らかにした。07年については「未精算分はない」と話している。

 浅野組合長は、自身の進退について「組織の末端まで指示命令が届かなかった。指示が末端まで通る透明な組織に生まれ変わらせるのが責務だ」と、辞任を否定した。

一言 「透明な組織に生まれ変わらせるのが責務だ」というが本人の思い込みだけで誰も思っていない。即刻辞任して新体制で行くべきだ。こんな不祥事を数年間起こしておいて恥を知れ。
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