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2007.12/28 [Fri]
★今年の天気は極端でした 寒暖、山あり谷あり

★今年の天気は極端でした 寒暖、山あり谷あり
今年も温暖化の影響が天気に色濃く現れた年だったようです。ピンポイント予報を本紙に連載している東北放送の気象予報士斎藤恭紀さんに、この1年の天気の特徴と予報の難しかった点を振り返ってもらいました。
今年の天気を漢字1字で表すと「極」という言葉が思いつきます。
昨年12月から今年2月まで、冬期間の仙台の平均気温は4.2度と観測史上1位の高温でした。降った雪の量はたった4センチでまさに暖冬の極み。夏は8月15日に37.2度と生まれながらの仙台人にとっては未体験ゾーンの“極値”を観測しました。
しかし、ずっと気温が高かったのかというと、決してそういうわけでなく、暖冬だった分、4月の花冷えは身にしみましたし、7月の日照不足と低温は稲作農家の方をはらはらさせたでしょう。11月には突然の寒波と雪のために、タイヤ交換で何時間も待たされたという方が多かったと思います。
振り返ると、寒暖の差の大きい極端な天気変化をした一年だったなという印象です。

この仕事をして感じるのは年々、季節の句読点があいまいになっているということ。7月下旬に梅雨明けし、8月の七夕が終わるころには秋風が吹くというのが仙台の季節変化ですが、3年連続して梅雨明けが8月にずれこみました。その分、9月は残暑で紅葉前線の南下が遅れ、葉の色付きがいまひとつということが多くなっていると思います。
これは地球温暖化の影響を受けているからでしょう。北極の氷の面積は今年9月、観測史上最少になりました。北極の氷は太陽の熱を宇宙に反射する鏡の役割をしています。氷がなくなれば、北極の海が熱を吸収してしまい、さらに温暖化が加速されるのです。
今年はシベリアから日本に向かう空気の流れができているにもかかわらず、師走になってもほとんど雪が積もりません。このことも、秋から続いている北極の異常高温が少なからず影響しているはずです。
さて、今年の夕刊「ピンポイント予報」の的中率は68%でした。(朝、テレビやラジオで発表するきょうの予報精度は比較的、良かったのですが…)
7月、8月と夏の予報の精度が悪かったですね。予報が難しいヤマセのタイミングや梅雨前線の南北の振れ具合の読みを誤ったことが多かったですね。東西の大気の流れは比較的、予報しやすいのですが、南北に振れる前線や南下する寒気による不安定性の降水予報は予報士の腕がものを言います。
最近はこれまた温暖化の影響か、偏西風の蛇行が目立ち、より一層、この南北の流れの出現頻度が高くなっているような気がします。
天気予報は観測網の充実やコンピューターの進化とともに昔に比べると、格段に精度が上がっていますが、その一方で、予報できない竜巻被害やゲリラ豪雨などの人間の想定を超える現象も目につきます。
データを蓄積しながら精度を向上させる天気予報は発展する科学。「極め付き」の予報を皆さんに提供できるように頑張ります。河北新報より
一言 今年の夏は暑かった。









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