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2009.01/07 [Wed]
柴田町の僧侶真壁太隆(たいりゅう)さん(59)が、空き部屋と食事の提供を申し出

住まいや仕事を失い、生活に困っている人を救おうと、宮城県亘理町逢隈小山で新寺建立に取り組んでいる同県柴田町の僧侶真壁太隆(たいりゅう)さん(59)が、空き部屋と食事の提供を申し出ている。真壁さんは「特別なことはできないが、居場所を必要とする人はどなたでも受け入れたい」と、連絡を呼び掛けている。
柴田町生まれの真壁さんは行政書士で、県南地域で理容・美容店や保育園を経営する。多忙な仕事の傍ら、1994年から2年間、東京都内の仏教塾で曹洞宗を学び、97年に静岡県伊豆市の寺で得度した。
師匠の勧めを受けて2003年に新寺建立を志し、亘理町の阿武隈川そばに、廃屋となっていた築約60年の古民家を購入。「生活に行き詰まった人々を、いつでも受け入れられる場所にしたい」と、私費を投じて修理、改築してきた。
事業は道半ばだが、1600平方メートルの敷地には本堂や離れなどがあり、新たに鐘楼堂などを建てた。寺の名は、道元の「正法眼蔵」の教えから取り「不忘山(ふもうさん) 行持(ぎょうじ)院」とした。
本堂と庫裏、作業場などがある母屋は木造一部2階の約230平方メートル。大勢の人が共同生活できるよう、まきと井戸水でたける風呂とかまど、複数のトイレを設けた。蚕部屋だった2階は、3畳間ほどの個室に仕切り、布団50組、食器など必要な家財道具は、友人から譲り受けた。
「自分が持っているものを分かち合うことも修行」と説く真壁さんは、若いころ事業が立ちゆかず、自身の生きる道を模索し続け、釈迦(しゃか)の教えにたどり着いた。生活困窮者は無料で受け入れ、仏教の教えを強いることはないが、共同生活する上での決まりには従ってもらうという。
真壁さんは「寺で生活して活力が戻ったら、自立へ向けて社会復帰すればいい。また打ちのめされたとしても、安心して戻ってこられる場所にしたい」と話している。
連絡先は亘理町逢隈小山与平谷地61、不忘山行持院、真壁さん090(2796)9440。









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